
発売は本日、2006/11/20。
解散してから30数年経つというのにまた新作が出るというのは、ファンにとってもホントビックリではあります!!
が、今回の発売で最も不思議なのは、「30数年ぶりの新作」ばかりが強調され、この作品がそもそも、どうして生まれたかの表記が発売元のHPで全くふれられていないことです。
この音源はもともと、今年6月にラスベガスのホテル、ミラージュでオープンした、シルク・ドゥ・ソレイユの新作、『LOVE』という、ビートルズの音楽とサーカスが合体したショーのための内容なのです。
マスコミへのリリースもおそらくそういう形にしてあったのでしょう。
このCDの報道は、バカみたいに「30数年ぶりの新作」ばかりが強調された形で取り上げているものが多く、シルク・ドゥ・ソレイユの名前は全くないものがほとんどです。
(裏くらいしっかり取ってから書いて下さいよ~)
シルク・ドゥ・ソレイユは、日本では、1992年「ファシナシオン」、1994年に「サルティンバンコ」、1996年に「アレグリア」、2000~2001年「サルティンバンコ2000」、2003年の「キダム」で来日しています。
(参照:本ブログ 2005-10-29アップ 「アレグリア2」の日本公演を観て)
そればかりのスケールどころか、世界の娯楽の殿堂と言っていいラスベガス!でも複数のホテルと契約していて「O オー」「ミスティア」「ズーマニティ」「KA」の4種のパフォーマンス、そしてこの『LOVE』が最新の演目となり人気を呼んでいます。
今やラスベガスでもトップのシェアとなり、最強のショーといえましょう。
日本でも初の常設劇場をディズニーランドを経営するオリエンタルランドが舞浜に建築中ではあります。
さてこうなると、問題なのは、映画じゃありませんが「観てから聴くか」「聴いてから観るか」ということです...
映画なら、当然「観てから聴くか」となりますが、この場合は、場所がアメリカのネバダ州ラスベガスにまでいかないと観られないコンテンツだからやっかいです。
最新の雑誌「レコードコレクターズ」ではこのCDの特集内で、この演目の日本来日を望むコメントがありましたが、これは現実的に無理と思われます。
ホテルがクソ大金!を払ってシルクを誘致するのは、ホテルで金を落としてもらう客を増やす、という1点に尽きます。
契約上、持ち出せないようになっていると容易に予想されます。
前にラスベガスに行ったときに、雑談まじりで同じようなことをヒアリングしてみたことがあるのですが、鼻でせせら笑われたことをはっきり憶えています。
つまり、このCDは、極端な話、ある意味 ホテル「ミラージュ」のプロモーションにもなるシロモノなのです。
そこまで深読みしなくても、将来ミラージュで観る事を考えた場合、そこで味わうべき感動(あ~!あの曲がこの曲が!)がここで聴いてしまうと薄まってしまいかねないのは困ったものです。
「観てから聴くか」「聴いてから観るか」That`s the question!!!