
122分にわたって、巨匠アンジェイ・ワイダ(84才)が監督としての最後の戦い?を挑んだ力作。
(実際には新作Sweet Rushが待機中、たいしたものだ!)
演出は極めてスムース。
自然、街などの風景が美しい中、個々の登場人物たちも、それぞれとても魅力的。
が、内容が凄まじく「重い」。
タイトルのように、カティンの大虐殺そしてその後ポーランドが陥った苦境が全編通して描かれているからだ。
エンディング・ロールが出る前、鎮魂歌が流れるが、ここでその「重さ」がピークに達する。
劇場でこれを観たら溜まらなかっただろうと容易に推察てきる。
実際、ネットで調べてみたら、あったあった....
「帰りの岩波ホールのエレベーター」のありえないくらい「暗い雰囲気」を書いているブログがいくつをみた。
これだけ、DVDで良かったなと思えてしまうことはめずらしい?!
この事件自体が公に認められたのが、1992年。
それから少しずつリサーチを開始し、15年たってやっと完成。
父親が事件の犠牲者となっているだけに、この映画は執念の映画化と言っていいだろう。
この映画、凄まじく「重い」
が、そこに明らかに価値がある。
こうしてアップするのも気が引けるくらいの「重さ」だが、この映画も先日に続き、本年ベスト10入り間違いないので......
(岩波ホ-ルも久々に行こうかな。。。オリベイラの新作やってることだし)